今回の話題は「きゃろふく、つるし柿」

きゃろふくは、福井市が特産化を進めているカラフルニンジンです。きゃろふくは1997年から、福井市が市民の健康増進を図るために新しい品種の開発に取り組んで、約60種類の交配と選別を行って完成させた品種です。オレンジ色と黄色の2種類があってニンジン特有の臭いやえぐみが少ないんです。生でサラダにしても甘みもあって食べやすい。熱を加えると、火の通りもよくてより甘みが増します。ニンジンが苦手な方にも、おすすめ。

今庄のつるし柿は風物詩の一つですね。長良(ながら)柿という つるし柿に使われる渋柿を11月下旬から12月上旬に収穫をしまして、昨年の倍くらいの、約70,000個の収穫でした。今年は表(おもて)年(どし)ということもあって、実(み)は少し小さめだったんですが、たくさんできました。一番の特徴はいぶすことですね。福井・今庄は、湿度が高いのでどうしてもカビが生えやすい。そこで、いぶすことでカビ防止の効果が生まれ水分を抜くことで保存性を高めます。その工程の中で、熟成した甘みの強いつるし柿になるんです。