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アナウンサー&パーソナリティ

紙に新たな命を誕生させる現代美術作家。

2012.02.13 Monday
 先日、福井市のE&Cギャラリーで開催中の「現代美術作家 角喜代則 展」に行ってきました。
 角さんとの出会いは、もう10年以上前。
 「今立にとってもユニークな作家さんがいらっしゃる・・・」と伺い番組で取材させていただきました。
 地元、今立にこだわった作品の数々、若手の作家からも慕われるその人柄に
 誰もが引き込まれます。お会いすると、きっとあなたも角ワールドに癒されるはず。
 
 和紙や新聞紙などを素材に現代アートを制作する角喜代則(かど・きよのり)さん(越前市今立町在住)。 
 国内のみならず、海外でも個展・グループ展・ワークショップを精力的に開催し、
 2010年には福井県文化奨励賞を受賞しています。

  
        新作「鼓動(こどう)」

 新聞紙を重ね合わせ直方体を作り、それを折り曲げて削り、生み出した作品です。
 長さおよそ200cm、幅およそ100cmの大型造形作品です。
 紙を何万枚も重ね合わせると、これほどまでに強く硬く、重量感が出るものなのかと驚かされます。
 東日本大震災への憤りや悲しみも込められ、荒々しさを感じる作品です。
 うねるような形、紙がささくれ立つ表面からは、「憤り」や「怒り」が感じられます。

  
    角さん  作品名「胎動(たいどう)」(2009年製作)

 こちらも「鼓動」と同じように、紙を重ね合わせたものですが、
 こちらは表面を火であぶり焦がした、黒い木のような作品です。
 あぶり焦がすことによって表面に光沢が生まれ、作品名「胎動」のとおり、
 まさに命が宿っているような「希望」を感じる作品です。

 大型の立体造形以外に、アクセサリーなど、小さな作品なども並んでいます。
 こちらも新聞を重ね合わせたオブジェです。
  
 表面はつるつるで光沢感があり、大きな勾玉のようです。
 紙を貼り合わせた際にできる年輪のような自然な風合いがひとつのデザインになっています。

 紙は、「やわらかい・・・薄い・・・」といったイメージが先行してしまいがちですが、
 まったく逆の「硬い・強靭・重い・・・」といったイメージへの転換が迫られます。

 生きている木から生まれた紙に、もう一度、命を吹き込み、新たな命を誕生させる・・・
 「作品を通して表現する・・・」というよりは、「作品を通して命を生み出す・・・」
 角さんが日頃話す「自然との対話・・・そこからインスピレーションが生まれる・・・」の意味が、
 少し分かったような気がします。

 角喜代則さんの個展は、福井市中央1丁目の「E&Cギャラリー」で
 2月19日(日)までの開催です。
  (月・火は休み 回廊時間12:00〜19:00 最終日は17:00まで)

 是非、おでかけになってください。

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