新幹線の県内開業に伴って当面の終着駅となる敦賀では、市内の施設の利用客数が前の年の同じ時期と比べて軒並み増えていて、好調な滑り出しとなっています。 敦賀市によりますと、新幹線開業後1か月間の市内7か所の施設の利用客数は、合わせて11万2600人余りで、前の年の同じ時期と比べて平均で6割ほど増えたということです。 施設別にみると、敦賀鉄道資料館がおよそ2.5倍、敦賀駅前の公設書店「ちえなみき」がおよそ2倍となりました。 また“命のビザ”を携えたユダヤ難民の受け入れの歴史を伝える「敦賀ムゼウム」はおよそ1.8倍に増え、中でも関東方面からの観光客の増加が目立つということです。 ■敦賀市 米澤光治市長 「おおむね好調な滑り出しだと言っていいかと思う。持続的に新幹線の開業効果を享受できるような町づくりに取り組んでいきたい」 敦賀市では、終着駅の強みを生かし、嶺南が一体となった広域観光にも力を入れていく方針です。
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