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パリ五輪出場決定 体操で初の大舞台へ 女子・宮田笙子選手 男子・杉野正尭選手 ともに鯖江高校出身

鯖江高校出身で体操の宮田笙子選手(19)と杉野正尭選手(25)がパリへの切符をつかみました。いずれも初めてのオリンピックで、同じ夢を追いかける後輩たちのエールを背にメダル獲得を目指します。 オリンピック出場に向けた選考レースとなったNHK杯。大会2連覇中で鯖江高校出身の宮田選手は体操女子のエースらしく、圧巻の演技を見せました。得意の跳馬では高難度の「ユルチェンコ2回ひねり」を着地までしっかりと決めて、この種目トップの得点をマーク。その他の種目でも安定した演技を見せて、大会3連覇を達成し、自身初となるオリンピックへの切符を手にしました。 ■宮田笙子選手 「ここからまた磨きをかけて、パリで思い切った演技ができるように頑張っていきたい」 おととし、FBCの取材に「世界で戦える選手になる」と語っていた宮田選手。中学時代に通っていた鯖江市内の体操クラブでは、同じ夢を追う後輩たちも刺激を受けています。 ■体操クラブに通う中学生 「予選とか練習風景を見てて、時間の最後まで練習してた。努力はすごいと思います」 「1位取れたのもそうだし、高さとか着地まで意識していて、すごいなと思いました」 「宮田選手みたいになれたらいいなと思います」 また、男子では宮田選手と同じ鯖江高校出身の杉野選手が、得意のあん馬と鉄棒で高難度の技を完璧に決め、オリンピック代表の座をつかみました。 あと一歩届かなかった東京から3年。パリの舞台で存在感を示します。 ■杉野正尭選手 「あん馬、鉄棒、この2つの種目で日本代表に入るという思いでやってきた。それが結果としてつながってよかった」 日本のお家芸とされる「体操」。2人の県勢選手がパリの舞台でメダル獲得を目指し、最高の演技を披露します。

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