越前市の上田みゆきさん(58)。
墨絵などの作品を手がけるアーティストです。

芸術家だった父の影響で絵を描くようになり、はじめはニューヨークのポップカルチャーにあこがれていましたが、体調を崩して和食に立ち返ったことや、日本文学に触れたことをきっかけに、墨を使ったアートに傾倒していきます。

一度は東京に出て、大企業の広告ポスターを担当するなど成功を収めますが、地元越前市に戻り、現在は、地域のイベントでライブパフォーマンスを行うなど、アートとまちをつなぐ活動をしています。

上田さんの新たな挑戦が、アートと伝統工芸の融合です。越前和紙に漆を塗った紙に絵を描いた作品の一つは、福井市の焼肉店に飾られることになりました。今後は、こういった作品を世界に発信していきたいと話します。