2日続けての猛烈な雨 県内の交通網を寸断

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福井 2022.08.05 20:37

福井県内は2日続けて局地的に激しい雨となった。南越前町では5日明け方から1時間に80ミリの猛烈な雨が降り、河川が氾濫して住宅が浸水するなどの被害が相次いだ。気象庁は5日、記録的短時間大雨情報を、南越前町で3回、敦賀市で1回、それぞれ発表した。(8月5日)


南越前町今庄地区では、3日の降り始めからの雨量が426ミリに達し、観測史上最大を記録した。河川の氾濫などで住宅の浸水が相次ぎ、消防や県の防災ヘリが住民の救出にあたったほか、県は自衛隊に災害派遣を要請した。

JR北陸本線は今庄駅が冠水したほか、付近の線路には車や大量の土砂が流れ込んだ。地元の人は「朝7時ごろは普通だったけど、8時過ぎから一気に水がぶわーってきた」と怖さを口にした。

北陸自動車道は敦賀インターチェンジと今庄インターチェンジの間で複数の土砂崩れが発生し、通行止めとなっている。

国道8号は南越前町大谷のトンネル付近などで土砂が崩れ、通行止めとなっている。一時は120台の車と170人が通行止め区間に取り残されたが、5日夕方までに30台を除いて通行止め区間から離れた。

福井県内を南北に結ぶ鉄道と道路はほぼ寸断された状況となっている。

県のまとめによると、4日と5日の大雨で人的被害は確認されていないものの、まだ被害の全容がわかっていないところがあり、市や町が調査を進めている。

(土砂とともに線路に流れ込んだ車両など=5日、JR今庄駅付近)