忍者とは主に戦国時代から江戸時代にかけて活動した、秘密工作や諜報活動を行う者を指し 特殊な技術や武器を駆使して、敵対勢力の監視、情報収集などの任務に従事したと言われています。 これまで忍者を題材にした多くの伝説や物語、映画、アニメでは超人的な能力や神秘的な忍術を用いた、 特殊なスキルを持った人物として描かれることが多く「神秘的な精神性」と「かっこよさ」から 憧れのヒーローをイメージされる方も多いでしょう。 実際、忍者の実像を現在に伝える資料は数少なく、いまだ謎に満ちた存在です。 しかし近年、三重大学などの学術研究によって、その姿が明らかになりつつあります。 その手かがりとなったのが江戸時代の忍者が記した忍術書『万川集海』をはじめとする史料です。 忍者は「心・技・体」の総合的な力を兼ね備えた存在であり、自然や社会を生きる実践的な知識を蓄積していました。 日々の鍛錬で体力と精神力を高め、自然の知識や実践的な知恵を学び、どのような非常時にも動じない精神を保つ、 まさに総合的な「生き抜くチカラ(生存力)」を備えた存在だったのです。 自然との共存を望み、主君や仲間、家族など守るべきもののために人知れず活躍し、困難を乗り越え たくましく生き抜いた忍者の多種多様な忍術は、現代社会にも応用できるスキルの宝庫です。 本展では、戦国の世を生き抜いた知識や知恵を、現代社会を生き抜くためのヒントとしてもらえるよう 科学や技術、工学など様々な分野から“真実の忍者”に迫ります。
謎に満ちた存在の忍者や忍術を最新の史料で明らかにし、また現代の科学的アプローチやSTEAM教育「科学」「技術」「工学」「芸術・教養」「数学」をヒントに、多角的な視点で忍術を紹介。現代に活かすことのできる忍者の知恵や知識を学び、忍者マスターを目指そう!


大 人(大学生以上 ) :900円(税込)
子ども(小・中・高校生):600円(税込)
※小学生未満は無料
展覧会名 | 特別展「シン・忍者展」 -忍術を科学で学べ- |
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会場 | ショッピングシティ・ベル 3Fあじさいホール 〒918-8015 福井市花堂南二丁目16-1 |
期間 | 2025年7月19日(土)~8月24日(日) ※期間中無休 |
主催 | FBC |
企画 | 日本忍者協議会 |
制作 | 株式会社ムラヤマ |
協力 | 三重大学国際忍者研究センター |
後援 | 福井新聞社、福井県、福井県教育委員会、福井市、福井市教育委員会 |