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アナウンサー&パーソナリティ

本のリリックノート 

2025.03.29 Saturday
もう4月はすぐそこ。
新年度を迎えます。

1年前の今ごろは
大学の卒業式を終え 一人暮らしの部屋から地元福井への引っ越しを進めていました。

大学生になってからつけ始めた読書記録を見てみると、
学生ラストの一冊がこの本でした。


三浦しをん 『舟を編む』 (光文社)


膨大な言葉と向き合い、新しい辞書づくりに没頭する辞書編集部の話です。

この本には好きな言葉がたくさん登場するのですが、特に印象的だったものを。

死者とつながり、まだ生まれ来ぬものたちとつながるために、ひとは言葉を生みだした。

言葉は人が思いを伝え合うツールであり、違う時代の人とも記憶を共有できる手段なのだと改めて感じました。

たくさんの言葉を、可能なかぎり正確に集めることは、歪みの少ない鏡を手に入れることだ。歪みが少なければ少ないほど、そこに心を映して相手に差しだしたとき、気持ちや考えが深くはっきりと伝わる。
一緒に鏡を覗きこんで、笑ったり泣いたり怒ったりできる。


「伝える」言葉 というより「伝わる」言葉をその都度選ぶことが大事なのだと感じました。

ちょっと立ち止まって 何気なく口にしている言葉の意味を改めて考えてみたり、
目の前にいる相手に伝わりやすいものはどれか想像できるくらい 一呼吸置いて話し始めたり。
そのためには、自分の心に余裕があることも大事なのかなとも感じます。


最後に  辞書編集部の人たちを表した 大好きな言葉。

有限の時間しか持たない人間が、広く深い言葉の海に力を合わせて漕ぎだしていく。
こわいけれど、楽しい。やめたくないと思う。
真理に迫るために、いつまでだってこの舟に乗りつづけていたい。


言葉によって人と通じ合うこともできれば、人を傷つけてしまうこともある。
それをこわい と感じることもあるけれど、自分の言葉で人に思いを伝えていきたいと感じます。

これからの人生 多くの人と出会う中で 自分のもつ言葉の世界が深く広がっていくのが楽しみです。

 

サッカーのまち 丸岡

2025.03.22 Saturday
3月15日に 坂井市丸岡町の たかむく古城ホールで開催された
丸岡高校サッカー部元監督 小阪清吉さんによる講演会・トークショーの司会を務めさせていただきました。

今では福井でサッカーといえば丸岡。
丸岡高校が強豪校であるだけでなく、サッカーが丸岡という地域に根ざしているイメージですが…
元監督の清吉さんが赴任してきた当初は部員が2人!
試合に出るのも難しい状況だったということです。
ゼロからの出発」という演題でサッカー部のはじまりから講演をしていただきました。

トークショーでは
丸岡高校サッカー部OB会会長の北島諭さん
高椋サッカースポーツ少年団初代監督の森昌寿さん
丸岡中学校サッカー部元顧問の坂井優さん
丸岡町出身元Jリーガーの木村誠さん
丸岡高校サッカー部現監督の小阪康弘さんをゲストにお招きしました。

【ゲストの方々と】



サッカーを普及させるまちづくりの歴史、
全国高校サッカー選手権大会でベスト4に輝いたときの裏話など
それぞれの年代のサッカーについて様々な角度からお話しいただきました。

清吉さんは講演会の中で
サッカーは「ひとの心を読む」スポーツだと仰いました。
普段の生活で相手を思いやるからこそ、相手のとりやすいパスが出せる。
そのために部員たちには スポーツ以前に人として大事な あいさつやものを大切にすることなどを徹底させていたそうです。
現監督の康弘さんの言葉から その考え方が今の丸岡高校サッカー部にも受け継がれていることを知りました。

丸岡高校サッカー部が OBの方々はじめ まち全体に愛されている理由がたくさん散りばめられているような講演会・トークショーでした。

今回このような貴重な機会をいただけたこと、感謝です。
イベントに向けて、当時の試合映像を振り返ったり 実況をしていた先輩方から資料を見せていただいたりと 学び多い機会でした。
そして もっともっと学びたい!と感じました。

【小阪清吉さんと】

季節を感じに… カフェ巡り時間編

2025.03.09 Sunday
寒い日には ふらっとカフェに入りたくなります……

小さい頃からスケジュールをぎっしり詰めて忙しく過ごすのが好きなのですが、
毎日を振り返る ゆったりした時間も 自分の成長のためにも大事だと感じるんです。

といいながらおいしいものが目当てなのですが。笑


まずは 足羽山 愛宕坂の石段を上った場所に建つ Salon de Muge

京都のSalon de Mugeでは抹茶パフェをいただいたことがありました。
福井にも進出してくれたなんて…うれしい!

今回もおしること一緒に抹茶アイスをいただきました。
この抹茶が本格的でちゃんと苦味があるのがいいんですよ~
(実は私 小学生と高校生の頃 茶道クラブに入っていました!)

愛宕坂の散歩途中に一服いかがでしょう。


こちらは 福井市順化の錦公園近くにある
カフェ 雑貨 古民家35

古民家を改装しているので まわりのお店や住宅の雰囲気にも溶け込んでいます。
店内には本や食器も並んでいるのです!なつかしい絵本もありました。

本好きな私にはとても心地いい空間…!
本や食器の並べ方も店主の方のこだわりがあるように感じられました。


そして 3月3日(月)に放送した
キラリ情熱人」の取材でもお世話になった
小浜市の コミュニティカフェ 金四郎

旧中名田郵便局舎(国登録有形文化財)をカフェに!
おしゃれ、レトロ、アットホーム と様々な要素が組み合わさった空間。
オーナーの吉村さんが明るい方で、昔からの知り合いのようなテンションで話せるのもとてもいいところです◎
いちごソーダ。ほんのり甘くて春らしい… 
炭酸は青春の味でした。



ゆったり…ほっこりする時間を楽しみながら
新年度のスタートに備えたいと思います。

そうだ、
このブログを書くことも、私にとっては 普段考えていることや自分と向き合う貴重な時間なんです。
いつも読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。
 

2月の館めぐり

2025.03.01 Saturday
2月は「逃げる」といいますが、本当に早かったです。
それとも今年の2月は雪に悩まされて長く感じられた方もいるのでしょうか…

今日からもう3月!春はすぐそこです。

2月の館めぐり。
「朝だよ!ハピネスふくい」の取材で訪れた
越前町立福井総合植物園プラントピアにある越前町立植物館

福井で見られるツバキにも種類があり
展示してあるユキツバキ・ヤブツバキを比べると
それぞれ気候に適応するように形を変えて成長しているのだとわかります。
福井の植物とともに福井の気候についても知ることができる施設ですよね。


さらに東京の 大好きな「館」のご紹介。
モネ 睡蓮のとき 10/5~2/11 国立西洋美術館】
モネの作品は 近くから 遠くから
立ち位置を変えて眺めながら進みました。

遠くから作品を見た後に近くで見ると
「この色が組み合わさっているの!?」とびっくりしました。

モネは 目の前の色の組み合わせを楽しみながらも 
作品全体を見る目ももって描き進めていたのですかね。




大学生の頃から気になっていた場所にも!
「普選」と「婦選」―選挙権の拡大とその歴史― 1/18~2/24 国立公文書館】

学生時代にも習った選挙権拡大の歴史。

展示で流れをおさらいすると より楽しく学べました。

アンケート用紙が投票箱になっていました!


2月初旬の東京では、梅が咲いているのを見ましたよ。
そのころ、福井は大雪の最中でした…
日本って、狭いようで広いものですね。

【芝公園の梅を愛でながら散歩】